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地域医療連携

2018年の統計調査では慢性腎臓病(CKD)患者数は1330万人に上り、国民の1割がCKDに罹患しています。CKDは慢性透析患者数を増加させるだけでなく、心血管病のリスク因子でもあります。高齢化社会のわが国では、生命予後やQOLの向上、医療費の面からも透析導入患者数の減少が急務であり、CKD対策が重要な課題となっています。

CKDは自覚症状がなく、進行してから診断されるケースが多い疾患です。持続する蛋白尿や腎機能障害を有する患者さんがおられましたら、是非当科にご紹介ください。診断・治療方針決定後、CKDの病期がまだ進行していない(ステージG3程度)場合や進行していても病状が安定している場合は逆紹介させていただきます。

また、施設入所が必要な透析患者さんが増加しています。在宅での透析患者数増加に向けた、新たな透析医療のあり方を提案し、地域の透析医療機関との連携を強化する所存です。